2014/08/04/11:02
オーナー経営者が、会社への貸付金(会社側は借入金)をその会社に現物出資すると、その会社の借入金が消え資本金等として純資産が増加することになります。このような処理(債務を資本へ組み入れること)を「デッド・エクイティ・スワップ(DES)」というそうです。
このやり方での増資は、資本増強(債務超過解消手段)や相続の対策としても使ってきたやり方です。
ところが、近年の改正において実質的な債務超過の額に達するまでの額は債務滅失益という事になり、その法人の税金計算上益金の額とされることとなっているそうです。
貸借対照表上は債務超過に見えてなくても、評価しなおすと実質的には債務超過となってる会社もあるかと思います。
という事は、オーナー等の借入金を使って現物出資での増資は安易にしない方がよいということですね。
やはり、専門家の税理士さんなどに相談した方が良さそうです。
熊本事務所 大山でした。
大成経営開発とは、熊本市南区にある会計事務所です。
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